こんにちは。岳中爽果のパートナーのはじめです。
やのさちこさんとの二人展に合わせて料理帖の更新です。

2023年の夏はとても過酷でした。京都市では猛暑日がほぼ1月半、熱帯夜がほぼ2ヶ月を記録しました。沖縄か屋久島に避暑に行きたかったです。
しかし、そんな過酷な環境下、爽果さんはこの二人展に向けて汗をかきかき作陶と向き合っていました。その成果を楽しんでいただけたら嬉しいです。

やっと、ようやく厳しい夏から解放され、少し涼しくなってくると、我が家の食卓にはこの料理がよく登場します。
この料理は我が家ではデトックス料理の位置付けにあって、旅から戻ってきた時や、身体が重いと感じた時なんかによく食べます。

 

 

オリジナルレシピは新聞の切り抜きで、少なくとも10年以上は作り続け、少しずつ進化・発展してこのレシピに育ちました。

時間と厚手の鍋(土鍋でも可)があれば一度試してみてください。
煮込みに2時間かかりますが、30分に1回程度手を動かすだけなので、タイマーをセットして、ながらで準備していただければいいと思います。

2時間も煮込むと手羽元の肉は骨からほろっとはずれます。
にんにくを大量に使いますが、2時間煮込むので匂いなどは全く気になりません。

我が家ではこの分量を1回でほぼ食べ切ります。
ほぼ、というのは、爽果さんが夜食用に少し取り分けているからです。翌朝には骨だけが残っています。
 

主要な道具

・厚手の鍋(この分量でル・クルーゼ22cm、3.3リットルがちょうどです)
 

材料

・鶏手羽元 8−10本
・酒 200cc
・水 1,000cc
・にんにく 1房(1かけではありません)
・しょうが 1かけ
・ごぼう 2本
・人参 1本
・白ねぎ 2本
・もち米(白米でも) 1/2カップ
・クコの実 20g程度
・塩 小さじ1.5(我が家では小さじ1)
・胡椒
・胡麻油 大さじ1程度
 

 

手順

1)湯を沸かし(分量外)、手羽元を霜降りします。
にんにくは皮をむきます。根元を切り取り、包丁の腹で軽く潰すと薄皮が剥がれやすくなります。丸ごと使います。
しょうがは皮付きのまま、あまり薄くない薄切りにします。
ちなみに、にんにくはジップロックに入れてチルドルームで保存、しょうがは皮付きのままたわしでよく洗ってジップロックに入れて野菜室で保存しています。
 

 
2)煮込み用の鍋に霜降りした手羽元、酒、水を加え中火で沸かします。
沸いたらアクをとり、丸ごとのにんにく、しょうがを加えて蓋をし、弱火にして1時間煮込みます。

3)ごぼうは3−4cm長さに切り、太ければ4つ割程度にします。
人参はごぼうに合わせて切ります。
白ねぎも3−4cm長さに切ります。青い部分は使っていませんが、使ってもいいです。今回は翌朝のカレー煮麺に回りました。
ところで自分の手のひらを広げた親指から小指の先までの長さを覚えておくと色々便利です。僕はちょうど20cmで、大体これで長さを測っています。
 

 
4)1時間経ったら2)に3)を加えて少し火力を強め、沸いたら弱火に落として蓋をし、30分煮込みます。

5)30分経ったら洗った米(浸水する必要はありません)を加えて蓋をし、15分煮込みます。
 

 
6)15分経ったらクコの実を加えて塩、胡椒し、さらに15分煮込みます。

7)合計2時間煮込んだら胡麻油を加えて完成です。塩味が薄いかもしれませんが、素直な素材の味を楽しむことができます。
 

 
おしまい

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