大井さん工房

ふたり展を前に、大井寛史さん萌子さんの工房に打合せと見学に伺いました。

私は初めて工房へお伺いさせていただくので、作業している様子を見たいです!と
お願いすると快諾していただき、作業を止めて準備していただいていました。ありがとうございます(^^)

蛍手作業
まずは大井さんの蛍手のうつわの作業を見学。
蛍手は、素地に模様となる穴をあけていきそれを釉薬でふさぎます。
その部分が光を通し模様が浮き上がる大変美しいうつわです。

うつわに施された模様を見るたびに、根気がいる仕事だろうなという想像はしていました。リズミカルに蛍手の模様となる部分がどんどんあけられていきます。
作業を見ていると気になるのは道具の事。専用の道具はあっても使いやすいようにカスタマイズしていたり、身近なものを代用していたりととても面白いです。

制作の工程を見せていただいた後に改めて完成したものを見ると更にうつわへの思いが深まります。

 

絵付け作業
萌子さんのうつわは、大井さんが作った素地に絵付をされています。
私が以前から持っている印象は、とても線が細いこと。

萌子さん自身、線が好きで昔からペンでも筆でもえんぴつでも描くことが好きだったそう。
作品にも描いていて心地良いと思える線である事を大切にしています。とお話ししてくれました。

お話ししながら絵付の作業をされていたのですが、うつわの上を筆が滑るようにどんどん描かれていきあっという間に完成しました。

下書きがあるとはいえ描かれていくスピードに驚いていると
下書きの線に引っ張られすぎて、線が固くならないようにも心がけてますよ。と
線にこだわって、大井さんのうつわの形を大切にバランスをとりながら絵付されているのがとてもよく伝わりました。

大井寛史さん、萌子さんお忙しい中ありがとうございました。

夏にぴったりの涼やかなうつわがたくさん届いています。
皆様のお越しをお待ちしております。

山本からの紹介でした。スタッフ:山本

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