7月11日土曜日、大阪の靭公園のそばにあるMeetdishさんへ「土井善男・清水なお子二人展」を見に行ってきました。

この日は、作家在廊日。作り手の方にお会いして、直接お話しを聞ける日です。

土井善男・清水なお子二人展【Meet dish】

ギャラリーのテーブルの上にところ狭しと並んでいる

様々な絵柄のそば猪口

様々な絵柄のそば猪口

染付の清水なお子さんは、1997年に京都精華大学美術造形学科で陶芸を学び、京都で藤塚光男氏に師事。2000年には京都の亀岡で独立。
清水さんの作品は、彼女自身のイメージそのままに、染付の青が陶器の色になじんで主張しすぎず、しかし、絵柄は明るく、どこかかわいらしくて、器全体から感じる雰囲気の気持ちよさを味わうことができました。

染付が施された花器

染付が施された花器

花の絵柄が多いことに気づき「普段からスケッチとかされてるんですか?」と聞くと「いえ、全然(笑)すべて想像上の植物です」と答えられて驚きました。想像上にしては、葉っぱや花の形、一つ一つのバリエーションが多いように感じたからです。

料理が映えそうな白磁の器

料理が映えそうな白磁の器

白磁の土井善男さんは、1996年に清水なお子さんと同じく、京都精華大学美術造形学科で陶芸を学び、2000年には京都の亀岡で独立。(そうです。清水なお子さんと土井善男さんは、ご夫婦で作陶されているのです。)
土井さんの作品は、わたしのもっていた白磁のイメージをいい意味で裏切ってくれました。わたしの中にあった「白磁」とは、名前の通り真っ白できりりとした イメージだったのですが、土井さんの作品は、どちらかというとやわらかな雰囲気で、料理をやさしく静かに受け止めてくれそうな色と形でした。
なぜ絵付けはされないんですか?という質問に対して「昔は付けていたのだけど、ない方がいいと言われて・・・」と。どんな絵が描かれていたのか、興味あります。

今回は、2点を買って帰りました。

鳥の絵柄が愛らしい猪口

鳥の絵柄が愛らしい猪口

展示されていた染付の中でも、ちょっと趣向が違うように感じたこの鳥の猪口。色も形も気に入ったのですけど、一番心ひかれたのは盛り具合。盛ってる 影がまあるく出てて、それが鳥のイメージと相まって、何とも言えない愛らしさを感じました。しばらくは飾って楽しんでもいいな、と思っています。

影のラインが美しい皿

影のラインが美しい皿

白磁は、こちらのプレートを。底に丸みがあって、端がななめに上がります。上から見たときの影のラインが気に入りました。「同じ形がありますから、 好きなものを選んでください」と出していただいた6枚のプレート。釉薬の盛りあがり具合や、形、重さなどが少しずつ違って、その微妙な違いを感じながらピ ンとくるものを選べる贅沢を味わいました。

Meet dishさん、長々とおじゃましました。次回も楽しみにしています。

Meet dish

大阪市西区・靭(うつぼ)公園そばにある、陶磁器作家・ガラス作家の作品を扱っている器(うつわ)セレクトショップ&ギャラリーです。

〒550-0004 大阪市西区靱本町1-15-19 藤ビル2F
地下鉄四つ橋線本町駅28番出口より、徒歩3分 1Fの歯医者さんが目印です。

http://www.meetdish.com/

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