[12月企画展]出展作家紹介:平岡仁さん
本日2回目の更新。
今週、バタバタとしていてほとんど更新ができず、
たまった夏休みの宿題を8月31日にまとめてやっつける
子供のように、前日になって焦るわたしです。(いつものことですが…)
3人目の作家さんのご紹介は、平岡仁さんです。
趣佳ではすっかりお馴染み。
平岡さんは備前焼の作家さんで、アトリエには登り窯があり、
6月と12月、年に2回窯を焚かれます。
今回、その窯焚きの様子を見学に行ってきましたので、その様子をご紹介いたします。
平岡さんの登り窯。相変わらずカッコイイです。
せっせと薪をくべます。
窯の中、上部と下部に設置した温度計で温度チェック。
ただし、これはあくまでも目安。
時間と温度をメモ。備前焼の登り窯は約10日かけて焚きます。
その間、2,3人で交代しながら24時間、火の番をします。
上からも薪をくべます。火が外へ吹いてきてあちち!ってことも。
炎の中のうつわたち。きれいです。
さらに薪を投入。
中で炎が強まり、窯の温度があがります。
炎の色が温度によって変わります。
今回、平岡さんは夜の当番でした。
朝までひとりで窯の番をし、火の色を注意深く観察したり、
薪の燃えるぱちぱちという音に耳を澄まし、中の様子を想像しながら薪をくべていく。
そして、焼きあがれば、焚いた時間と同じ時間かけて窯を冷まし、うつわを取り出し、
研磨し…様々な作業を経て、お店やギャラリーに並びます。
作家が作るうつわは、陶器、ガラス、木工に関係なく、ゆっくり大事に作られます。
こうして完成していくうつわたち。
ぜひ、明日からの企画展でご覧くださいませ。