この期に及んで…
メリヤス会館に引っ越してきてから早1ヶ月。
入居当初から気になっていたのは壁の色と塩ビの床。
壁は早々に友人たちとペンキで真っ白に塗りました。明るくなって気に入っています。
しかし、床…。
色も少し明るいし、なにより木目柄がうねうねしていてちょっとなぁ…。
業者さんにお願いして、フローリングの木材を敷きつめればいい感じの床が
きれいにできあがるのでしょうけども、いかんせんそんな金銭的余裕はございません。
同じフロアの建築家の方や高校の先輩などにいろいろ聞く聞く…
フローリングシートを貼るとか、ペンキで色を塗るとか、
いろんな方法を教えていただきました。
その中に「塩ビの床を剥がす」というのが一番安価で自分たちでできる方法だということが
わかってきました。ただし、下から出てくる床は木の床とは限りませんよ、と。
メリヤス会館のひとつひとつの部屋は、歴代の入居者の方がかなり改装していて、
前の前の状態など、誰一人として把握されていないのです。
また友人たちに手伝ってもらって、すっごい労力をかけて、
思ってもみないような床が出てくるリスクを考えたら、
もうこの塩ビのフローリングでいいや!と
自分に言い聞かすのが一番いいようにも思えていました。
しかし…
次々に届くつくり手の技術とこだわりが詰め込まれた雰囲気ある作品を見ていると
やっぱりどうしてもこの塩ビの床では合わない…という思いが強くなって来ました。
というわけで…この期に及んで塩ビの床を剥がしています。
塩ビ、塩ビ、ベニヤ板、薄い板、薄い板の5層の下に、木造の学校のにおいがする
木の床がでてきました。
ガサガサで隙間も開いているし、細かい釘もたくさん刺さっているし、
とてもきれいな状態だとは言えませんが、ちゃんと手入れをすれば、
いい感じになりそう!というわけで、趣佳の部屋の床はこんな感じになります。
今までなかなか決めきらなかった什器も、床が定まったことで、さくさくと決定。
やっぱり妥協はよくないですね…と思う夏です。
「◯◯でいいや」ではなく「◯◯がいい」。
そんなことを言えるのも、根気強くお手伝いしてくれる友人たちがいるからです。
いつも感謝です。ありがとう。
(いつもギリギリに無理言ってごめんなさい、ごめんなさい…)
さてさて、オープンはいつの日でしょうか。
楽しみにお待ちください。わたしも楽しみです。
※オンラインショップは通常営業しておりますので、ぜひぜひ。