金継ぎ教室 大阪

はじめまして。

趣佳さんで金継ぎの講師をさせていただいてます、
漆工芸修復士の安です。

漆を使ってうつわの欠けや割れを修理する、
「金継ぎ(きんつぎ)」について、
これから少しずつお話させていただくことになりました。
拙い文章になりますが、よろしくお願いいたします。

金継ぎ(きんつぎ)、または金繕い(きんつくろい)と
呼び名は様々あります。
中身は同じで、漆を使って接着させたり、
欠けを埋めたり修理した上に金属の粉、
例えば「金」や「真鍮」を蒔いて
華やかにお洒落をさせたお直しのことです。

今はホームセンターなどでも金継ぎセット等が売っていますね。
漆を使わず簡単に樹脂で直せるものから
本格的に漆を使うものまで多種多様に販売されています。

金継ぎ教室 大阪

私が趣佳さんで教えているのは昔からの技法で、
植物から採取した天然の漆を使った古典技法です。

「なぜ樹脂ではなく漆を使って修理してるのですか?」と
質問されることがあります。

わたしは博物館や美術館、古美術の漆工品修理をしています。
それら修理品の多くはこの数百年の間に
幾度か修理されながら今の時代まで残されています。

今のような材料が無かった時代では
漆のものは漆で修理されることが多く、
修理の経験から見えてきたのは、
漆がどのように劣化していくのか、
そして一度修理するとどれ位長持ちするのか、という事です。

今は優れた樹脂がたくさん出てきていますが、
数百年後にどのような状態で残っているのか、
劣化していくのか未知数なので、私自身が学んだ
知識、経験、身近にある素材として漆を選択しています。

自然由来の素材で、かつ、きちんと修理すれば
また何十年と使える漆という素材。
先人が残してくれた知恵や技法を使って、
人やモノ、環境にも優しく安心な修理をしたいという思いから
古典技法を選択して修理をしています。

・お気に入りの器を壊してしまったけど捨てたくないな
・古いものが好き
・器が好き
・細かい作業が好き など

今まで様々な気持ちから金継ぎに興味を持って
皆さんに参加していただきました。

金継ぎは、正直地味な作業の積み重ね。
しかし、最後の磨きの工程で、
直した箇所がぴかりと光ると皆さん嬉しそうな顔をされていて、
講師としても毎回完成が楽しみです。

趣佳さんでは短期集中型のワークショップと
マイペースに勉強していくお教室を開講します。

お教室は4月からスタート予定です。
興味はあるけど自分に合うかな?と思ってらっしゃる方がいましたら、
相談や見学にいらしてください。

ワークショップについてもレポートを書かせていただきますので、
ご興味がある方は読んでくださいね。

ではこれから、よろしくお願いいたします。
(金継ぎについての知りたいこと、リクエストなどもお待ちしています!)

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お教室 月謝について
月2回 ¥7,000+入会金¥4,000+共同材料費¥1,000/12ヶ月ごと
(ワークショップ経験者は入会金なし)

※ 初心者の方で道具を持っていない方は
 最初に道具代 7,560円が必要です。

火曜日クラス   14:00〜16:30
土曜日クラスA  11:30〜14:00
土曜日クラスB  15:00〜17:30

現在(2018年3月3日)きまっているスケジュール

土曜日クラス A 11:30~14:00 B 15:00~17:30

4月 7日 21日
5月 5日 26日
6月 9日 23日

火曜日クラス   14:00〜16:30

4月 17日
5月 1日 15日
6月 5日 19日

 

短期集中型ワークショップ(基本の欠けコース)

年2〜3回(趣佳さんHPにて告知いたします。)

金継ぎ教室 大阪

 

 

 

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