パン屋の手紙 往復書簡でたどる設計依頼から建物完成まで(中村好文×神幸紀)
お久しぶりの更新です。やっと4冊目…。
今日読み終えた本は、こちら。
建築家の中村好文さんのところに、
北海道にあるパン屋さんから建築依頼の手紙が届きます。
パン屋さんが書く文章から感じ取れる
その実直さに心を打たれた好文さんは建築依頼を受け、
建物完成までのやりとりが続きます。
それが掲載された本です。
なんというか、この本を読んでいる間、
なんとも言えない幸福感に包まれるんです。
幸福感にもいろいろあると思うんですけど、
いいお天気の日に、体調もよくて
気温も湿度もちょうどいい森林のなかにいるような、
過剰ななにかに満ち満ちている幸福感ではなくて、
自分の中からじわっと染み出てくるような
とても穏やかで静かな気持ち。
手紙というツールで、建物ができあがる間の
状況報告やお互いの気持ち、考えを
ことこまかにやりとりしている
贅沢で貴重な資料を拝見させていただいている
というありがたさもあって、
ちょっと神聖な気持ちにもなります。
本音のやりとりのようなきわどい言葉もあって、
ドキッとしますが、あれはとっても大切な指摘だったと思います。
↓ 興味のある方はこちらから。
中村好文さんのファンになったし、
神さんのパンをいつか食べてみたいです^^