街を変える小さな店 京都のはしっこ、個人店に学ぶこれからの商いのかたち。 ( 堀部篤史 (著))

恵文社の店長が書いた小さな個人店のあり方や、街のお話。

京都の一乗寺にある今や全国的人気をほこる

「恵文社」を、小さな個人店というの?!と、

半分ぐらいまでは腑に落ちない気持ちで

読み始めたのですが、

この本全体にそこはかとなく漂うサブカル感が

なつかしくもあり、ちょっと照れくさくもあり、

京都市左京区への強い愛情に基づいた取材編成も

最後には好感を持てましたし、

そして、この街に対しての関わり方は、

たしかにこれは個人店かもしれないと。

どうやったらそんなに「街」に馴染んで、

親しんでいけるのか、本当にうらやましいと

感じるまでになりました。

 

昨今、よく聞く「街づくり」というテーマ。

その街に住まない人が街づくりってどーなの?と

感じながらも、住む人たちではしがらみがありすぎて

どうにもできない現状もあるんでしょうね。たぶん。

(よく知らないですけども…)

 

個人店に学ぶこれからの商いのかたち。

とサブタイトルがありますが、

個人店を営んでいない方は、

恵文社と左京区愛にひたるような

楽しみ方も、面白いかもしれません。

 

わたしは…この著者のように、

今いる街にもう少し馴染んでいきたいなぁ。

地元の街に、しょっちゅう行くような

行きつけの個人店みたいなものが、わたしにはないんです。

なので、時間があるときに街を歩いてみようかと。

街でつくる横のつながりに憧れます。

無理につくるようなものでもないけど、

そこは時間にまかせて…。

 

↓ 興味のある方はこちらから。

 

 

この本の文中に、いろんな書物からの引用がありますが、

そのセレクトもいい刺激です。

 

 

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